赤外線で探る惑星の大気・衛星・リング

補償光学を使うことで最高の空間解像度で観測できる近赤外線、温かい天体からの熱放射を観測するのに適した中間赤外線、これらの波長で良質なデータを取得できるすばる望遠鏡は、惑星の研究でも活躍しています。特に探査機や他の望遠鏡で得られたデータとの強力なタッグによって、金星・木星・土星などの大気の構造や運動、木星の衛星や土星のリングの輝き方の変動などについて、いくつもの成果を上げており、これらは将来の探査機計画や太陽系外惑星研究などの礎になると期待されています。