高さ22.2メートル、重さ555トンの本体

すばる望遠鏡は、世界の口径8メートル級望遠鏡の中では唯一、主焦点に装置を取り付けることのできる望遠鏡です。

すばる望遠鏡の本体の高さは22.2 メートル、最大幅27.2 メートル、全回転部分の重量555トン。コマ収差が少なく非常に広い視野を写せる特徴を持つリッチー・クレチアン方式の反射望遠鏡と、その重さを支えることのできる経緯台式架台を採用しています。

また、これらの大きく重たい構造は摩擦を最小限に抑えるために油パッドの上に浮かべられており、リニアモーターを取り入れたハイテク技術を駆使した望遠鏡駆動制御で動かしています。これにより、すばる望遠鏡の天体追尾精度は0.00003度角以下を実現しています。

close