観測成果

木星と土星

1999年1月28日


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【観測条件】
天体名 : 木星と土星 
使用望遠鏡 : すばる望遠鏡 (有効口径 8.2 m)、カセグレン焦点 
使用観測装置 : CAC (カセグレン調整用カメラ) 
フィルター : B バンド (青)、V バンド (緑)、R バンド (赤) 
カラー合成 : 青 (B バンド)、緑 (V バンド)、赤 (R バンド) の3色合成
観測日時 : 世界時 1999年1月22日 
露出 : B,V,R 各フィルターにつき 0.1 秒 (ND フィルタ使用)
ただし土星の B バンドのみ 0.5 秒 
視野 : 50 秒角 × 50 秒角

【説 明】
左 : 木星

  太陽系最大の惑星で、直径は地球の約 11 倍ある。赤道に平行な縞模様があり、それが複雑な構造を持ち、時々刻々変化しているのがわかる。図の右下に見える楕円形の模様が有名な大赤斑で地球の2倍程度の大きさを持っている。中央下の黒点は第3衛星ガニメデで、暗く見えるのは木星に比べて反射能が低いことによる (影は木星の左の外にそれていると考えられる)。青、緑、赤の画像は、それぞれ世界時 5時34分、5時39分、5時43分に取得。

右 : 土星

  太陽系第2の大きさの惑星で、直径は地球の約9倍ある。木星と同様に赤道に平 行な縞模様があるが構造はより単純である。有名な輪を持ち、その直径は本体の 2.26 倍ある。輪は3重になっていて外側から A環、B 環、C 環と呼ばれている (C 環 は淡いのでこの画像には現れていない)。A 環と B 環の間に、発見者にちなんでカシニの空隙と呼ばれるすきまが見える。青、緑、赤の画像は、それぞれ世界時 6時22分、6時27分、6時34分に取得。

 

 

 

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