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FOCASがファーストライト!

2000年3月9日

 今月はファーストライトを迎えた FOCAS ついて特集します。

 
FOCAS は、すばる望遠鏡のカセグレン焦点に取りつける微光天体分光撮像装置と呼ばれる観測装置です。FOCASという名前は「微光天体分光撮像装置」=「 Faint Object Camera And Spectrograph」の頭文字からつけられました。大きさは幅が約2m、重さが約2トンあります。FOCASでは、可視光の天体画像を取得する「撮像観測」とスペクトルを調べる「分光観測」が行えます。これらのモードは、コンピュータ制御で素早く切り替えることができます。

すばる望遠鏡の4つの焦点

 日本から運ばれてきたFOCASは、山麓施設にある望遠鏡の模擬実験装置(シミュレーター)に取りつけ、動作チェックが念入りに行われました。すべてが正常に動くことを確認した後、FOCASはトラックの荷台に積まれ、マウナケア山頂のすばる望遠鏡に向けて山麓施設を出発しました。標高約4,200m のマウナケア山頂に到着したトラックは、最後の坂をバックで登ります。

シミュレーターに取りつけて試験中のFOCAS

山頂への搬送作業中

FOCAS を積んだトラックとすばる望遠鏡のドーム

 ドーム内での最終チェックが終わった 2月1日、FOCAS はすばる望遠鏡のカセグレン焦点に取りつけられました。後は観測のチャンスを待つだけです。

すばる望遠鏡の取りつけられた FOCAS

観測を待つ FOCAS

 2月2日の夜、FOCASはすばる望遠鏡が集めた星からの光を、初めて受けるファーストライトを迎えました。さらにその後の5日間に及ぶ試験観測も、無事に終わりました。

今後FOCASでは、CISCO で行ってきた「すばる深宇宙探査 (SDF)」を行う予定です。さらに遠方の銀河の分光観測などを計画しています。これらの観測から、天体の密度や温度などの物理量 が明らかにされるでしょう。FOCASによる成果は、ホームページで取り上げる予定です。

 

 

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