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(2) ハワイ渡航前とヒロオフィス到着

2008年5月19日



ハワイ観測所山麓施設実験室で補償光学装置実物を前にして説明を受ける参加者。説明する斉藤氏の解説ポスターも大変工夫が施された気合が入ったものでした


ハワイ観測所山麓施設実験室で新装置FMOSの実験風景について解説する高遠氏と熱心に聞き入る参加者。実際にFMOS が動作確認をしている様子なども見ることができた

 

  3月17日のハワイ渡航日までの間は、限られた時間の中で電子メール等を通して観測の準備を進めていきました。初めての海外旅行の人も半数近くいて、ハワイへ向かう飛行機の中では期待と不安と緊張で眠れない人もいたようです。ハワイ観測所では、ヒロ到着直後と翌3月18日の午前中に、林正彦観測所長の話、山麓施設の見学、若手スタッフ・大学院生からハワイ観測所での研究活動、装置開発の紹介等イベントが盛りだくさんでありました。ハワイ到着後は時差ぼけや睡眠不足にも関わらず、食い入るように発表を聞き質問している参加者の姿が印象的でした。

 その後は山麓施設を発ち、すばる望遠鏡の立つマウナケア山頂へと向かいました。道中は、溶岩流跡や噴火口跡などの火山活動や標高に応じて変わっていく植生の観察など、天文学以外にも学ぶところが多々あったようです。そして、いよいよ待ちわびたすばる望遠鏡本体との対面です。参加者一同4200mの高山にいることを忘れて目を輝かせ、望遠鏡の隅々までを見て回ったのでした。折しもこの日は望遠鏡のミラーカバーが開かれて、望遠鏡の作業が行われており、すばる望遠鏡の8mの鏡を目の当たりにすることができたのは大変な幸運なことでした。



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