国際共同研究によるすばる成果創出サポートプログラム (2020年度)
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1. 目的
国立天文台ハワイ観測所では、すばる望遠鏡の国際共同運用に向けて
2017年度よりパートナー候補国の研究者と共同で開催するワーク
ショップのサポートを行ってまいりました。今年度は新型コロナ
ウイルス感染拡大の影響により、国をまたぐ出張や大規模な研究集会の
開催が困難な状況にあることを考慮し、以下の要領で日本人または
日本の研究機関に在籍する研究者がすばる望遠鏡のデータを用いて
進める国際共同研究およびその成果創出をサポートします。
2. 募集内容
すばる望遠鏡の既存データを用いる国際共同研究。すばる望遠鏡の
データが成果の中心となることが期待されるもので、日本の研究者と
海外の研究者の役割分担が明確になっているもの。共同研究の相手国は
これまでにパートナーシップの議論が行われた国や研究機関に限定
しませんが、応募多数の場合はすばる望遠鏡のパートナーシップに
資する可能性の高いものを優先します。
3. 申請資格と選考基準
- 代表者は日本人または日本の研究機関に在籍する研究者(以下「日本の研究者」)とします。
- 日本人または日本の大学に所属する大学院生の応募も可能です。
- すばる望遠鏡のデータが主要な役割を果たす研究であること。
- 日本の研究者と海外の研究者の役割が明確になっているものを優先します。
- 年度内に論文が投稿(または受理)されると期待されるものを優先します。
- ただし成果創出に時間を要する研究であってもすばる望遠鏡のアーカイブデータの活用で将来的に重要な成果が期待される提案も歓迎します。
- ただし以下のとおり本予算については今年度のみ使用可能です。
- アーカイブデータを使用する研究だけでなく、自身がPI/co-Iとして取得したデータを用いる研究も対象とします。
- 「日本の研究者」のみで構成されるチームは優先されません。
- 外国人PIの方へ: 予算の手続き等のため日本語でコミュニケーション可能な方をチームに含めていただくことを推奨します。
4. 補助の内容・条件
- 1件あたり40万円まで (減額して採択することもあります)
- 採択予定件数: 3〜4件程度
- 当該研究に関係する研究打合せや成果発表のための国内・海外旅費
- 旅費を支給できるのは日本の銀行に口座がある方のみです。
- 当該研究の論文出版費 (年度内に受理された場合のみ)
- 予算は国立天文台すばる室が管理します。
- 事前に配分額を別の研究機関に送金することは行いません。
- 予算は翌年度以降に繰り越すことはできません。
- 予算は原則として物品費に充てることはできません。
- 採択されたチームには、すばるユーザーズミーティングでの成果発表およびすばる望遠鏡からの成果リリースにご協力いただきます。
5. 応募方法・選考
- 所定の様式に英語または日本語で必要情報を記入の上、PDF形式にて以下のアドレスに提出してください。
- 締切: 2020年6月26日 24:00 (ハワイ時間)
- 提出先: intl_ws_support [at] naoj.org
- 審査結果通知: 2020年7月上旬を予定
- 審査は国立天文台ハワイ観測所で行います。
6. 備考 (問合せ先)
申請資格や予算の使途等で質問がありましたら intl_ws_support [at] naoj.org までお問い合わせください。
Subaru international partnership web page