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Information
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[Japanese][English]
hskymonはすばる望遠鏡観測システム Gen2で
天体位置、空および望遠鏡をモニターするためのプログラムです。
GtK+2/3ベースのクロスプラットフォームなアプリケーションのため、
UNIXの他にWindows, macOSといった各OSで動作させることができます。
すばる望遠鏡以外の個人の環境においても、
任意の日時での天体高度のプロットや、ファインディングチャートの作成、
ガイド星の決定などの観測準備作業に利用できます。
さらにSMOKA等の観測データアーカイブへのインターフェースとしても利用できるようになっています。
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最新版 ver4.5.7 (08/25/2023 リリース) [更新履歴]
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macOS インストーライメージ (Gtk+2)
10.9 Mavericks以降; 64bit版
望遠鏡のステータスはとりません。
コードサイン認証をしていません。
Gatekeeperからの警告が出る場合は、Ctrl+クリックで「開く」を選択して起動してください。
一部のネットワークセキュリテイソフト(ESET等)を使用している環境で、HTTP/HTTPS
を使用したネットワーク経由のデータダウンロードがスタックしたり遅くなってりすることがあります。
その場合は、セキュリティソフトのなかで
/Applications/hskymon.app/Contents/MacOS/hskymon-bin
を監視から除外するように設定してください。
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.dmg
(77.0MB)
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Windows 64bit版 インストーラ (Gtk+2)
Windows 7以降
望遠鏡のステータスはとりません。
コードサイン認証をしていません。
インストール時にSmartScreen?で警告が出る場合は「詳細情報」 → 「実行」でインストールしてくだい。
一部のネットワークセキュリテイソフト(ESET等)を使用している環境で、HTTP/HTTPS
を使用したネットワーク経由のデータダウンロードがスタックしたり遅くなってりすることがあります。
その場合は、セキュリティソフトのなかで
C:\Program Files\Subaru Telescope\hskymon\hskymon.exe
を監視から除外するように設定してください。
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.exe
(23.5MB)
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linux deb (64bit) (Gtk+2)
for Ubuntu 18.04LTS
望遠鏡のステータスはとりません。
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.deb
(1.4MB)
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linux rpm (64bit) (Gtk+2)
for CentOS 7
望遠鏡のステータスはとりません。
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.rpm
(1.6MB)
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ソースコード
UNIX/Windows/macOS共通。
ライセンス GPL3
sourceからのコンパイル (UNIX)
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.tar.gz
(4.0MB)
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最新版ソースはgithubからも
ダウンロードできます。
% git clone https://github.com/chimari/hskymon.git
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天体リストは以下のものを読み込むことができます。
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OPEファイル
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SOSs/Gen2で使用するOPEファイルをそのまま読み込むことができます。
標準星などを含むPRMファイルも自動で読み込まれます。
また、手動で追加することもできます(メニュー → File → Merge PRM)。
Gen2で使う場合はIntegGUIでオープンしているOPEファイルをMain Windowのメニュー → File → Sync OPE with IntegGUIで同期することができます。
OPEファイル内<PARAMETER_LIST>部に以下のように OBJECT, RA, DEC, EQUINOX(順不同)が各天体一行で定義されている必要があります。
<PARAMETER_LIST>
TGT_V5668Sgr=OBJECT="V5668 Sgr" RA=183656.87 DEC=-285539.30 EQUINOX=2000.00
TGT_HD164536=OBJECT="HD164536" RA=180238.62 DEC=-241519.39 EQUINOX=2000.00
TGT_sigSgr=OBJECT="sig Sgr" RA=185515.93 DEC=-261748.21 EQUINOX=2000.00
TGT_HD149757=OBJECT="HD149757" RA=163709.54 DEC=-103401.52 EQUINOX=2000.00
TGT_HD184915=OBJECT="HD184915" RA=193653.45 DEC=-070138.92 EQUINOX=2000.00
TGT_V339Del=OBJECT="V339 Del" RA=202330.73 DEC=+204604.10 EQUINOX=2000.00
....................................
</PARAMETER_LIST>
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CSV(カンマ区切り)リスト
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下の例のようにカンマ区切りのテキストファイルで
天体名, RA(hhmmss.ss), Dec(ddmmss.ss), Equinox, 以下自由なコメント
とした天体リストも読み込むことができます。
HD94028 ,105128.1 ,+201639.0 ,2000, [comments]
BD+36 2165 ,111248.0 ,+354343.9 ,2000, Mv=8.4 Fe/H=-2
HD97916 ,111554.2 ,+020512.1 ,2000, Mv=10.2 Fe/H=-2
BD+51 1696 ,114635.2 ,+505254.7 ,2000
BD-13 3442 ,114650.7 ,-140643.5 ,2000,
....................................
メニュー → File → Open(or Merge) CSV Listで読み込みます。
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非恒星追尾ファイル (TSC形式)
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望遠鏡の非恒星追尾ファイルを読み込むことができます。
#1 Ceres on July 26 HST
+00.0000 +00.0000 ON% +0.000
UTC Geocentric Equatorial Mean Polar Geocentric
ABS
TSC
500
20010727000000.000 185406.057 -303521.41 1.953782861 2000.0000
20010727003000.000 185405.055 -303524.50 1.953904593 2000.0000
20010727010000.000 185404.053 -303527.59 1.954026432 2000.0000
20010727013000.000 185403.051 -303530.67 1.954148379 2000.0000
20010727020000.000 185402.050 -303533.75 1.954270432 2000.0000
20010727023000.000 185401.049 -303536.82 1.954392592 2000.0000
20010727030000.000 185400.049 -303539.90 1.954514860 2000.0000
..........................
OPEファイルに記述されて いるものを自動的に読み込むのではないため、
マニュアルで読み込む必要があります。
OPEファイルと同じディレクトリにファイルを置き、
メニューから読み込んでください。
ファイルは こちらのページに記述に準拠したフォーマットである必要があります。
必ず、GeoCentricの座標を読み込むようにしてください。
hskymon内部では GeoCentricを観測者基準座標(TopoCentric)に変換して扱います。
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非恒星追尾ファイル (JPL HORIZONS形式)
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TSCフォーマットと同様に NASA JPL の
HORIZONS
の出力ファイルを直接読み込むことができます。
必ず、
"Epehmeris Type" = OBSERVER
"Observer Location" = Geocentric
"Table Settings" = 1. Astrometric RA & Dec, 20. Observer range
にした出力結果を読み込んでください。
Tableには上記以外が含まれていてもよいですが、
各epochが一行に収まっている必要があります。
Dateのフォーマットはカレンダー形式、JDのどちらでもかまいません。
また、HORIZONSの出力ファイルをTSCフォーマットに変換して保存することもできます。
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メニューバー
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File
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Sync OPE w/IntegGUI
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IntegGUIでオープンしているOPEファイルを同期する(要XMLRPC)。
読み込みができるOPEファイルは最大32個まで。天体数はトータルで5000天体まで。
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OPE
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Open
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OPEファイルを開く。
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Merge
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OPEファイルを追加読み込みする。
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Reload
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開いているOPEファイルのリロード。
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PRM
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Merge
|
PRMファイルを追加読み込みする。
PRMファイルは一部装置のOPEファイル内で使われ、
標準星などを記述するのに使われていることがある。
必要がない場合は使わなくてよい。
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CSV List
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Open
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カンマ区切りテキスト(CSV)リストを読み込む。
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Merge
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CSVリストの追加読み込み
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Non-Sidereal
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Merge TSC file
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TSC形式の非恒星追尾ファイルを読み込む。
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Merge JPL HORIZONS file
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JPL HORIZONS形式の非恒星追尾ファイルを読み込む。
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Convert HORIZONS to TSC
|
JPL HORIZONS形式のファイルをTSC形式に変換して保存する。
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Export to
|
OPE Def.
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現在の天体リストをOPEファイル用の定義テキストに書き出す。
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Text List
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現在の天体リストをCSVテキストに書き出す。
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List Query
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Load
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保存したリスト検索結果を含めた天体リスト(.hskファイル)を読み出す。
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Save
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リスト検索結果を含めた天体リストを.hskファイルに書き出す。
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Quit
|
プログラムの終了。
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Object
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Object List
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Object List Windowの表示
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Add
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天体のリストへの追加。
ダイアログが表示され、天体名から座標検索もできる。
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Update
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AzEl
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天体位置の再計算・描画
(通常は一分間隔で自動アップデートしているので使わない)。
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AllSky-Cam
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Show Diff. Image
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全天カメラについて生画像を表示するか、差分画像を表示するかの切り替えを行う。
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Diff. Parameters
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差分画像を作成するときのパラメータ(コントラスト、ベースおよびアベレージフィルタ)の変更。変更したあとは差分画像を作成し直す。
Contrast : 差分画像を作成するときのコントラスト。大きくするほどコントラストが強調される。
Base : 差分画像のゼロ点のカウント 大きくする(最大255)ほど白くなる。
Filtering : ノイズ除去のため周辺3pixelまたは5pixelでの平均化をするか?
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Display Parameters
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全天カメラ画像の表示時のパラメータの変更(天体を見やすくするため、画像を白or黒くする、サチュレーションファクターを変更する)。
Screen : 天体を表示しているときに自動的に画面を暗め、もしくは明るめにするときのパラメータ
Saturation Factor : 値を大きくすると表示画像(通常・差分とも)のコントラストを強制的に引き上げる
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Database
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SMOKA : List Query
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SMOKAでのバッチ検索。
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HST archive : List Query
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HSTアーカイブでのバッチ検索。
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ESO archive : List Query
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ESOアーカイブでのバッチ検索。
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Gemini archive : List Query
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Geminiアーカイブでのバッチ検索。
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Param for Standard
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標準星を検索するときのパラメータ設定。
Object List WindowでStandard Locator/Rapid Rotator/Mid-IR Standardでの検索を行うときの条件を決定する。
Sky Area : 検索を行う範囲。Standard Locator/Rapid Rotator/Mid-IR Standardの3つに共通で有効。
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Param for DB Query
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ファインディングチャート内の天体をデータベース検索する際のパラメータ設定。
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Info
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Check the latest ver.
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ネットワークでhskymonの最新バージョンをチェックする。
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About
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このプログラムについて。
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Help
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Main Windowのヘルプ。
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Properties
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Properties Windowを表示して設定を変更する。
ここで変更した設定は~/.hskymonファイルにセーブされ、起動時に自動的に読み込まれる。
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Main Window
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起動時にはCurrent Modeになっているため、観測準備はSet Modeに切り替えて使います。
天球上の天体をクリックして選択することができます。
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Mode
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1
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表示モード
|
Current
|
現在(計算機時間で)の天体位置の表示
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Set
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特定時間の天体位置の表示
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SkyCheck
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All Sky Cameraの最近20枚のデータをアニメーションして、空の変化を調べる
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Date/Time
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2
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Setモードで指定したい日時(観測者のローカルタイム=ハワイならHST)。
変更したら6を押す。
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ASC
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3
|
All Sky Camera
|
All Sky CameraへのアクセスのON/OFF (デフォルトは2分間隔)。
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4
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Hide Objects unused in OPE file
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OPEファイルでGetObjectに使われていない天体やTip-Tiltガイド星(定義に"_TT"が付く)などを隠す。
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5
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Hide Objects and Characters
|
天体と文字を隠す(空をクイックチェックしたいときなどに使用)。
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Action
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6
|
Set Date & Time
|
Setモードで指定した時間の天体位置計算を実行する。
Currentモードでこのボタンを押すと現在の時刻がDateおよびTimeの項目にセットされる。
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7
|
Evening
|
Setモードで指定した日付の夕方(日没+24分)に時刻を設定する。
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8
|
Rew
|
Setモードで逆送りのアニメーションを行う。同じボタンを押すとアニメが停止する。
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9
|
FF
|
Setモードで順送りのアニメーションを行う。同じボタンを押すとアニメが停止する。
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10
|
Morning
|
Setモードで指定した日付の明け方(日の出-24分)に時刻を設定する。
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Sz.
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11
|
天体のフォントサイズを変更する。
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Object List Window : Main Target TAB
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1
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Search Object
|
天体名(Name)および定義名(Def.)での検索。空白および大文字小文字は無視する。複数候補がある場合はボタンで次候補に移動。
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2
|
Quit
|
このウィンドウを閉じる。
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3
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Plot
|
天体の高度等のPlot Windowを表示させる。
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4
|
AD
|
大気分散視差(Atmospheric Dispersion)のチャートを表示させる。
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5
|
Finding Chart
|
Finding Chart Windowの表示。
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6
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Add
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天体の追加。
以下のウィンドウにてSIMBADまたはNED上で天体名で検索をし、座標を得ることができる。
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7
|
Del
|
天体の削除。
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8
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Up/Down
|
天体をテーブル上でひとつ上または下に移動させる。
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9
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AzEl
|
Azimuth表示の変更。変更したい場合は選択したのちに右側をリロードボタンを押す。
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-270
|
-270 < Az < +90
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Normal
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-180 < Az < +180
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+270
|
-90 < Az < +270
|
10
|
Browse
|
外部ブラウザを立ち上げ、選択した天体の周囲2arcmin以内に対して各種Webサービスでの検索を行う。アクセスできるサービスは以下の通り。これらのいずれかを選択して右側のGoボタンを押す。
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SIMBAD
|
SIMBAD
|
NED
|
NED
|
SDSS(DR14)
|
SDSS(DR14)
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MAST
|
(Mikulski Archive for Space Telescopes) HSTなど中心の観測データベース
|
MAST Portal
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MASTのインタラクティブサイト
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Keck archive
|
Keck望遠鏡のデータアーカイブ
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GEMINI archive
|
GEMINI望遠鏡のデータアーカイブ
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IRSA
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NASA/IPAC Infrared Science Archive : IR中心の観測データベース
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Spitzer Archive
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Spitzer衛星のデータアーカイブ
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CASSIS
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(Cornel Atlas of Spitzer/IRS Sources) : Spitzer/IRSの簡易解析済みスペクトル
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Standard Locator
|
すばるのページと同様の標準星検索を行う。
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Rapid Rotator
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大気吸収線の補正のための高速自転星をSIMBADで検索する。
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Mid-IR Standard
|
指定したIRASフラックスを持つ天体を探す。(COMICS向け)
|
SMOKA
|
(以下の三つは検索結果を一時ファイル [/tmp/database_fc.html] に保存して表示するため、複数回検索を行うと結果が上書きされるので注意)
SMOKA (=Subaru Mitaka Okayama Kiso Archive system) ですばる等で
取得され、オープンとなっているデータを検索する。
|
HST archive
|
HST のデータアーカイブ。
|
ESO archive
|
ESO のデータアーカイブ。
|
11
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Standard
|
Main TagetTABで選択した天体の周囲で標準星を探す。選択できるデータベースは以下の通り。これらのいずれかを選択して右側のSearchボタンを押す。結果はStandard TABに表示される。見つかった標準星はMain Windowにピンク色のサークルで表示される。赤枠はリストで選択している標準星。結果をDist.(ターゲットからの距離[deg])でソートするとよい。
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Standard Locator
|
指定した明るさのUKIRT Faint Standards,
HIPPARCOS,
SAO の各カタログに含まれる天体を探す。
こちらと同じ内容。
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Rapid Rotator
|
高速自転星を探す。
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Mid-IR Standard
|
指定したIRASフラックスを持つ天体を探す。
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上記3つはSIMBADにHTTP経由で検索をかける。
以下はプログラム内部にデータベースを持つ。
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ESO Opt/UV Standard
|
ESOのOptical and UV spectrophotometric standardに記載されている天体を表示する。
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IRAF 1D-std (spec16/50)
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IRAFのonedspecのstandardのうちspec16とspec50に記載されている天体を表示する。
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HST CALSPEC
|
HSTのCALSPECに記載されている天体を表示する。
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HDS Efficiency
|
Subaru HDSの効率測定で使用するspectrophotometric standardを表示する。
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|
リストの表示項目
|
どの項目をテーブルに表示させるかは、Propertiesで指定することができる。
|
項目
|
デフォルト
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ソート
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内容
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チェックボタン
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o
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x
|
天体をSky Monitor上に表示するかどうかのチェック
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ロックマーク
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(o)
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x
|
望遠鏡が観測している(と思われる)天体をマークし、すばるロゴを表示する (要XMLRPC)
天体座標と現在望遠鏡の移動時間が2秒(1度角)以内でかついちばん近いものを"観測している"と判断してマークする。
もちろん、導入時のオフセットやディザリング等で入力されている座標と実際に望遠鏡が向いている座標は微妙にことなるので必ずしも正確ではない。
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番号
|
o
|
o
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(OPEファイルの番号)-(OPEファイル内での通し番号)。
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Def.
|
x
|
o
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OPEファイル内での定義名。
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Name
|
o
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o
|
天体名。OPEファイル毎に色分けされる。
|
Az
|
o
|
o
|
Azimuth [deg]
Azはウィンドウ下部にあるAzElの項で表示範囲(デフォルトは-180 ∼ +180)を変えることができる。
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El
|
o
|
o
|
Elevation [deg]
|
上昇/下降マーク
|
o
|
x
|
天体の現在の移動の状態をしめす。
青 : El > 60
緑 : 30 < El < 60
黄 : 15 < El < 30 (ADCの補償範囲外)
赤 : 0 < El < 15 (望遠鏡は向けられない)
表示なし : El < 0
|
Max. El
|
x
|
o
|
最大Elevation [deg] と北(N)を通過するか南(S)を通過するかの表示。
|
Sec Z
|
x
|
o
|
天体のAirmass (sec(z))。
|
HA
|
o
|
o
|
Hour Angle [hour]
|
Slew
|
(o)
|
o
|
現在の望遠鏡の位置から移動にかかる時間 [min&sec] (要XMLRPC)
|
AD
|
o
|
o
|
大気分散 [arcsec]
観測波長とガイド波長の間の大気分散視差。
それぞれの波長はPropertiesで指定できる(デフォルトは3500 & 6500A)。
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Ang
|
o
|
x
|
大気分散(天頂)方向に向けるためのPosition Angle [deg]
N=0deg, E=90degとした場合。
|
H-PA
|
x
|
x
|
HDSをw/o ImRで使用したときの現在のPosition Angle [deg]。
|
Moon
|
o
|
o
|
月との離角 [deg]。
|
RA
|
o
|
o
|
天体の赤経 [hhmmss.ss]
|
Dec
|
o
|
o
|
天体の赤緯 [+ddmmss.ss]
|
Equinox
|
o
|
x
|
座標分点 [year]
|
Note
|
o
|
x
|
コメント(CSVリストで読み込んだ場合) or 読み込まれたOPEファイル名。
非恒星天体では読み込まれたトラッキングファイル名と計算日時(観測者ローカル時)。
|
|
|
|
Object List Window : Standard TAB and Finding Chart / DB TAB
|
|
検索した標準星、Finding Chart内の天体リストを表示する(
標準星は最大100天体、Finding Chart内天体は最大5000天体まで
)。
|
|
Standard TAB
Finding Chart / DB TAB
|
|
12
|
Find Standard / Database query
|
標準星 / Finding Chart内天体の再検索。
|
13
|
Display Standards in SkyMon (Standard TAB)
|
Main Windowへの標準星の表示ON/OFF。
|
Write queried list to CSV file (Finding Chart / DB TAB)
|
検索結果をCSVファイルへ保存する。
|
14
|
Browse
|
リストで選択した天体をデータベースで検索しブラウザで表示する(可能なカタログのみ)。
|
15
|
Add to Object List
|
リストで選択した天体をメインの天体リストに追加する。
|
16
|
OPE Def.
|
OPEファイル用の天体定義を作成。Finding Chart内天体でGSC, PanSTARRS, SDSS, USNOで検索した場合は、Tip-Tilt ガイド星として追加される。
天体の固有運動がある場合は、固有運動分を考慮した座標になる。
|
17
|
Copy to Clipboard
|
作成した天体定義をクリップボードにコピーしてエディタなどへ転記する。
|
|
|
|
Object List Window : List Query TAB
|
|
観測データアーカイブへリスト検索した結果を表示する(
最大100バンドまで
)。
|
|
|
|
18
|
Write queried list to CSV file
|
検索結果をCSVファイルへ保存する。
|
19
|
Search Object
|
Name, Def および Note での天体の検索(空白, 大文字・小文字は無視)。
|
20
|
Show Detail
|
リストで選択した天体について各フレームの内容をFinding Chart / DB TABに表示する。
|
21
|
Browse
|
リストで選択した天体について各フレームの内容をウェブブラウザに表示する。
|
22
|
Display on Sky Monitor
|
観測データが見つかった天体をスカイモニター上で強調表示するか否か。
|
|
|
|
Plot Window
|
|
|
|
Parameter
|
1
|
縦軸にプロットするパラメーター。
|
Elevation
|
天体の高度。月の高度も表示できる。
|
Azimuth
|
天体のAzimuth (-180 ∼ 180で表示)
|
Atmospheric Dispersion
|
大気分散量と分散方向のPosition Angle
|
AD-PA vs El.
|
大気分散方向のPosition Angleと天体高度の同時表示
|
Separation from the Moon
|
月との離角と天体高度の表示。
|
HDS PA w/o ImR
|
イメージローテータ(ImR)を仕様していない場合のNsOpt HDSでのスリットPosition Angleの表示。
|
Action
|
2
|
Refresh
|
再描画 (Currentモードでは一分間隔で更新されるので使う必要はない)。
|
3
|
Quit
|
ウィンドウを閉じる。
|
4
|
Save as PDF
|
プロットをPDFに保存する。
|
5
|
Print Out
|
プロットを印刷する。
|
5
|
Plot Moon
|
月を表示する (天体高度のみ)。
月の軌道計算は時間がかかるので、多少動作が重くなる。
|
Plot
|
7
|
プロットする天体。
|
Single Object
|
Object List Windowで選択されている天体のみをプロット。
|
Selected Objects
|
Object List のテーブルのチェックボタンでチェックされている天体のみを表示する。
|
All Objects
|
全天体をプロット。
|
Centered on
|
8
|
描画(X軸)中心。
|
MidNight
|
深夜24時。
|
Current
|
現時間(を左端から1/4の位置に固定)。
|
Meridian
|
天体の南中時刻。
|
ホイールスクロール
|
グラフ上でマウスのホイールを使って、
X軸方向の表示を拡大・縮小させることができます。
|
|
|
|
Finding Chart Window
|
|
|
|
Image Source
|
ここの枠内を変更した場合は1のDownload & Redrawボタンを押して画像を再取得する必要がある。
|
1
|
Download & Redraw
|
Finding Chart画像をネットから再取得。
|
2
|
Image Source
|
チャートに使う画像のsource。
NASA SkyView, SDSS, ESO, STSci, PanSTARRSなどにHTTP経由でアクセスして画像を取得する。
サーバーの仕様のためPanSTARRSは最大25arcminまで。
HSCなど広視野になる場合はSkyViewを推奨。
|
3
|
Size
|
取得する領域一辺サイズ [arcmin]
指定できるのは正方形のみ。Instrumentを変更すると自動的にこの値は変更される。
|
4
|
Scale/Color
|
SkyViewへのアクセスでのみ、表示スケール
(Linear/Log/Sqrt/HistEq/LogLog)と反転(Inv)を指定できる。
|
Instrument
|
観測装置のフィールドの描画。
ここの枠内を変更した場合は5のRedrawボタンを押して再描画する必要がある。
|
5
|
Redraw
|
ファインディングチャートの再描画(画像の再取得はしない)。
|
6
|
Instrument
|
観測装置の選択。
|
7
|
Detail
|
観測装置のディテールを表示するか否か。
|
8
|
PA
|
Position Angle [deg]
SupCamでは(zviewで見て)North is Up=90deg, East is up=0deg、HSCではNorth is Up=-90deg, West is up=0degとしている。
それ以外ではNorth is up=0deg, East is up=90deg
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9
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Flip
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画像を左右反転(鏡像)にする。NsOpt w/Image Rotatorなど。
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Database
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SIMBAD /
NED /
GSC 2.4.1 /
PanSTARRS-1 /
SDSS DR15 /
LAMOST DR3 /
USNO-B /
UCAC4 /
GAIA DR2 /
2MASS /
WISE /
AKARI (IRC & FIS) /
SMOKA /
HST archive /
ESO archive /
Gemini archive
の各データベースにアクセスして、表示しているファインディングチャート内の天体を検索することができる。
リストは最大5000天体まで検索を行う。NEDなど一部データベースでは特に膨大になる場合があるので、視野が広い場合は注意する。
検索結果はObject List Window : Finding Chart TABに表示され、TAB上部に
あるSave queried List to CSV fileボタンで
CSV(カンマ区切り)ファイルに保存できる。
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Query
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データベース検索をHTTP経由で行う。
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Disp
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検索結果のチャートへの表示のON/OFF。
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Auto
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チェックすると新たにファインディングチャート画像を検索するたびにデータベース検索も自動で行う。
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Search Param.
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データベース検索の設定ウィンドウを開く。どちらのデータベースを参照するか、検索条件などを変更できる。
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Action
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Draw Non-Sidereal Orbit
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非恒星天体の軌道の描画のON/OFF。
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HSC Dithering Parameter
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HSCのディザーパラメータの設定ウィンドウを開く。
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Save as PDF
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チャートをPDFに保存する。
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Print Out
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チャートを印刷する。
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Show Help
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Finding Chart Windowに対するヘルプを表示する。
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Quit
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Finding Chart Windowを閉じる。
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マウスクリック / スクロール
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左クリック
(データベース検索天体を表示しているとき)
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検索天体の選択。Object List Window : Finding Chart TABと連動する。
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中クリック
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クリックした点を表示中心に移動。(拡大表示時)
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右クリック
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二点間の距離を表示。(三点目でクリア)
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ホイールスクロール
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カーソル付近での画像の拡大 (5段階まで)。
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ALT+ホイールスクロール
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中心を変えずに画像を拡大 (5段階まで)。
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SHIFT+ホイールスクロール
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5度刻みでPAを回転。
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CTRL+ホイールスクロール
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1度刻みでPAを回転。
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AD Chart Window
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現在のAD (= Atmospheric Dispersion =大気分散) の模式図を表示する。
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Action
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1
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Quit
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AD Chart Windowを閉じる。
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2
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Redraw
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再描画 (通常は一分間隔で自動更新される)。
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Instrument
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3
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Rotator
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ImR / InR
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イメージローテータもしくはインストゥルメンタルローテータにより、Position Angleを固定できる場合。
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HDS (w/o ImR)
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NsOpt HDSでイメージローテータを使用していない場合 (Position Angleは自動計算される)。
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HDS (zenith)
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NsOpt HDSでイメージローテータをzenithモードで使用した場合 (Position Angleは自動計算される)。
必ず青い光が画面垂直上側にくる(はず)。
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4
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PA
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Rotator=ImR / InRとしたときのPosition Angle [deg]。
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5
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Flip
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鏡像にするかどうか (NsOptで ImRを使う場合はON)。
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6
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Slit Width
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装置のスリット幅 [arcsec]。
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Wavelength
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Target
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観測したい波長 [A]。
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8
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Guide
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ガイド星の波長 [A]。
波長の長い方が赤、短い側が青で自動的にプロットされる。
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Seeing
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9
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プロットする星のシーイングサイズ [arcsec]。
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Plot
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10
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プロットする範囲 [arcsec]。
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Properties Window
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ここで変更する各種設定はSaveした場合は~/.hskymonに保存され、次回起動時からも反映される。
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Observatory
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観測所の設定。デフォルトはもちろんすばるだが、他の観測所にも流用できる。
- 世界各地の主な望遠鏡の位置があらかじめ登録されている他、マニュアルで新規の望遠鏡を指定することができる。
- すばるのslewing speed はAz/Elともに0.5 deg/sec。
- Pointing Analysisによる補正値は入力しなくてよい。
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AllSky Camera
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全天カメラの設定。デフォルトはCFHTのASIVA (Mid-IR)。
- これも各地のカメラを登録しているが、マニュアルで新規のカメラを登録することができる。
- その場合は天頂に相当するピクセル値、水平線までのの直径、North is Upにするときの回転角などを入力する必要がある。
- デフォルトの更新頻度は120secおき。
- デフォルトでは20枚の画像をオンメモリで処理し、temporary fileは残さない。
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AD
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大気分散を計算する際のパラメータ。
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Obj. List
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Object List Window : Main Target TAB の表示項目。
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Browsing
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ブラウザ関連の設定。
- Windows / macOSではブラウザを指定しなくてよい(システムデフォルトのブラウザを使う)。
- Finding ChartでSkyViewの任意の3つのバンドのイメージから擬似三色合成画像を作ることができる(SkyView RGB Composite)。 その際の各色の設定をここで決めることができる。
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Color/Font
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フォント・色の設定。
- Main Windowで表示する天体名の色・フォントの設定。
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Window
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各ウィンドウのサイズ設定。
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Object List Windowの表示
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Main Window の天体をクリックします。
もしくは、Main Windowのメニュー → Object → Object Listを選択します。
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天体の高度プロットの表示
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Object List Window : Main Target TABで天体を選択し、ウィンドウ下部の
Plotをクリックします。
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ファインディングチャートの表示
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Object List Window : Main Target TABで天体を選択し、ウィンドウ下部の
Finding Chartをクリックします。
Finding Chart Windowが表示されたら、装置やチャートの範囲、
画像ソースなどを変更し、ウィンドウ左上のDownload & Redraw (1)を押してチャート画像を
更新してください。
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ターゲット周辺の天体/アーカイブ データの検索
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- ウェブブラウザでの検索 (検索範囲はターゲットから2 arcmin以内)
- Object List Windowで ターゲットを選択し、検索に使いたいデータベースを選択した上で Go ボタンを押す。
- 結果がウェブブラウザに表示される。
- ファインディングチャートでの検索
- Object List Windowでターゲットを選択し、Finding Chartボタンを押してファインディングチャートを表示する。
- 必要ならばFiding Chart Windowで画像のソース・サイズを変更して、Download & Redrawボタンを押し、画像を更新する。
- Search Param.ボタンを押して検索パラメータ設定ウィンドウを表示する。
- 検索に使いたいデータベースを選択する。
- Query ボタンを押して検索を行う。
- 結果がFinding Chart Window と Object List Window : Finding Chart TABに表示される。
検索結果はTAB上部の Save queried List to CSV fileボタンからCSVファイルに保存できる。
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読み込んだ天体リストに対する観測データの一括検索
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hskymon は読み込んだ天体リストすべてについての観測データ (SMOKA,
HST, ESO, and Gemini の各データアーカイブ) の一括検索を行うことができます。
この機能は Main Menu → Database → [アーカイブ名] : List Query から使うことができます。
立ち上がったウィンドウで観測装置(ひとつだけ選択できます)およびモード、
検索半径、観測日時などを入力して実行してください。
検索結果はバンド名、総積分時間、ショット数のみがObject List Windowの
List Query TABに表示されますので、
詳細を知りたい場合はTAB下部にあるShow Detail
もしくは Browseボタンを使ってください。
前者は Finding Chart / DB TAB、後者は外部ブラウザに
それぞれ各フレームの情報を表示します。
検索には一天体数秒程度の時間を要しますが、
一つのマシンで複数の検索を同時に走らせることはできませんので
ご注意ください。
このリスト検索の結果は Main Menu → File → List Query → Save / Load で保存 / 読み出しをすることができます。リストが大規模で検索に時間がかかる場合などに使ってください。
また、リスト検索の結果はList Query TAB左上のボタンで CSVファイルに書き出すこともできます。
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標準星を探す
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- Object List Windowでターゲットを選択し、探したい標準星のタイプを選択した上で Searchボタンを押す。
- 結果が Main Window と Object List Window : Standard TABに表示される。
- 結果を "Dist." (ターゲットからの距離)でソートし、適当な標準星を選択する。
- リストへの追加方法。
- もしOPEファイルに定義のみを追加すればよい場合は、Standard TAB下部のOPE Def.ボタンで定義を作成し、それをコピー&ペーストする。
- Main TABの天体リストに追加したい場合は Standard TAB下部の Add to Obj. Listボタンを押す。
- 探す標準星のタイプが"Standard Locator"/"Rapid Rotator"/"Mid-IR Standard"の場合は Main Menu → Database → Param for Standardでポップアップするウィンドウで検索するエリアやパラメータを変更できる。
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Tip-Tilt ガイド星の選択 (for IRCS)
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- hskymonを起動し、以下のa∼cのうちいずれかの方法でメインとなる天体を読み込みます。
- メイン天体を含むOPEファイルがある場合はそれを読み込みます。
- 新規に用意する場合は
NGC 3242, 102446.11, -183832.64, 2000.00
のようなCSVファイルを作って、
メニュー → File → CSV List → Openで読み込みます。
- メニュー → Object → Addで天体追加ダイアログを起動します。
のようにSIMBAD もしくは NEDで検索できる天体ならば、座標は自動的に得ることができます。
- ファインディングチャートを表示する。
画像はPanSTARRSもしくはSDSSがよいでしょう。 装置はIRCSを選択します。
- Finding Chart Window内メニュー部右上の
のデータベースフレーム内のSearch Param.ボタン(13)を押し、
参照するデータベースをGSC (もしくはPanSTARRS, SDSS, USNO-Bのいずれか)にします。
- Queryボタン(10)でデータベース検索をし、
照合された天体の中から適当なもの
(LGSの場合はd<60arcsec, R<18mag)を選択します。
- 選択したTip-Tiltガイド星をOPEファイルに追加します。
- OPEファイルがすでにある場合で、一天体のみを追加する場合は、Object List Window : Finding Chart TABの下部にあるOPE Def.ボタン(16)によって天体定義を作り、それをコピー&ペーストしてください。
- 複数の天体についてガイド星を検索し、リストを作りたい場合は、Object List Window : Finding ChartTAB左下のAdd to Obj. Listボタン(15)を押すと、選択したガイド星がメインの天体リストに追加されます。
メニュー → File → Export toから、
- OPEファイル用の定義
TGT_NGC3242=OBJECT="NGC 3242" RA=102446.11 DEC=-183832.64 EQUINOX=2000.00
TGT_NGC3242_TT=OBJECT="NGC 3242 TTGS" RA=102446.40 DEC=-183918.95 EQUINOX=2000.00
- もしくはCSVリスト
NGC 3242, 102446.11, -183832.64, 2000.00
NGC 3242 TTGS, 102446.40, -183918.95, 2000.00, added via FC (NGC3242)
としてテキストファイルに現在の天体リストを出力できます。
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ディザーパターンの確認 (for HSC)
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ファインディングチャートでHSC Dithering Parameter
ボタン(15)を押すと
設定ウィンドウが開きます。
ここでパラメータを設定し、ディザーパターンをファインディングチャート上に
表示・確認することができます。
- チャート上の"+"マークは、
各ディザーでのオフセット無しの天体座標になる。
- HSCのCCD配置にはField curvature を考慮していないので、
視野端ではずれが生じます。
より正確な確認にはHSCPlannerを使うことを推奨します。
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非恒星天体の読み込み
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非恒星天体(惑星, 小惑星, 彗星など)は追尾ファイル(TSC形式 or JPL HORIZONS形式)を読み込むことで
表示することができます。
OPEファイル内に記述されているファイルを自動的に読み込むことはできませんので、
一天体ずつ追尾ファイルを読み込んでください。
そのため、実際の観測では追尾ファイルをOPEファイルなどと同じディレクトリに置いておくことを推奨します。
ファイルは必ずGeocentricで計算されたものを使用してください。
hskymonの内部ではGeocentricの座標をTopocentricに変換していますので、
Object List Windowなどに表示される座標は、ファイルに記述されているもの
とは一致しません。
天体を読み込むとObject List WindowのNoteに
追尾計算の範囲が表示されます。
日時の設定が計算の範囲外である場合は、天体はXマークでモニターに表示されます。
また、Finding Chart上では天体の軌道を表示させることも可能です。
メニュー → Non-Sidereal → Convert HORIZONS to TSCによってJPL HORIZONSの出力をTSC形式に変換して保存することもできます。
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天体の固有運動
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天体の固有運動が疑われる場合は、Finding Chart Windowにて
SIMBAD (もしくはUSNO-B / GAIA)で
Database query (10)をかけると、
チャート上に固有運動を表示できます。
緑線と点で表示したのが、2000年分点と観測日時(Main WindowのDateで表示した日時)の間の差異になります。
Object List Window : Finding Chart TABのOPE Def. (16)で定義を作成した場合は、固有運動を考慮した座標(緑点の位置)が自動的に入ります(↓上画像はバーナード星)。
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sourceからのコンパイル (UNIX)
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- 必要なライブラリは
Gtk+2 (2.24以降)もしくはGtk+3(3.22以降), libxml2, openssl, json-c および xmlrpc-c (XMLRPCオプションを使用するときのみ)とその開発環境になります。
- sourceの取得。
- sourceのtarを展開してディレクトリに移動。
- gitからダウロードする場合
% git clone https://github.com/chimari/hskymon.git
でクローンを作成した後に
% cd hskymon
% touch configure configure.ac aclocal.m4 Makefile.am Makefile.in
としてください(aclocal関連エラーを避けるため)。
./configure
[option]
--with-gtk3 : use Gtk+3 instead of Gtk+2
--with-xmlrpc : make w/xmlrpc to get telescope status in Gen2
--with-win32 : make f or Windows (32bit/64bit)
--with-gtkmac : make w/gtk-mac-integration for macOS
--with-maintain : designate deprecated functions (for maintainer)
aclocalうんぬんでconfigureが蹴られる場合はかわりに ./autogen.sh を使ってください。
make
sudo make install
実行ファイルは hskymon というバイナリのみになります。
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sourceからのDebianパッケージ(.deb)の作成
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- 上述したコンパイルに必要な環境を揃える。
- source をダウンロードし、展開する。
% cd hskymon-x.x.x/debian/
% debuild -us -uc -b
- .debパッケージがsource hskymon-x.x.x/)と同じ階層に作成される。
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sourceからのRedHatパッケージ(.rpm)の作成
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- 上述したコンパイルに必要な環境を揃える。
- rpmbuildできる環境も整える。
% cd ~/rpmbuild/SOURCE/
source (.tar.gz) をこの SOURCE/ディレクトリにダウンロードする。
% cd ../SPEC/
hskymon.spec を SPEC/ディレクトリに展開する。
% tar zxvf ~/rpmbuild/SOURCES/hskymon-x.x.x.tar.gz hskymon-x.x.x/hskymon.spec --strip=1 -C ~/rpmbuild/SPECS/
- RPMの作成。
% rpmbuild -bb --clean ~/rpmbuild/SPECS/hskymon.spec
- .rpmファイルが ~/rpmbuild/RPM/(your architecture)/ に作成される。
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Akito Tajitsu
Last modified: Wed Sep 27 13:21:31 JST 2023
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