お知らせ

すばる望遠鏡ミラーハッチ故障による共同利用観測への影響について (第二報)

2016年2月29日 (ハワイ現地時間)

  保守点検中の故障により停止したミラーハッチ (※) を元の位置に戻す作業が、ハワイ現地時間2016年2月27日 (日本時間2月28日) に完了しました。さらに、望遠鏡およびドームが正常に動作することが2月29日夕刻 (日本時間3月1日午前) までに確認されたため、同日19時 (日本時間同日14時) 頃から共同利用観測を再開しました。今回の故障および復旧作業に際して、負傷者は発生していません。

  なお、左右2枚あるミラーハッチのうち、故障した1枚は駆動機構が破損しているため、現状では片側のハッチしか動作しない状態です。ハワイ観測所では安全確保を最優先として十分な安全対策を施した上で、今後、故障したハッチの破損状況の詳細な調査と修復に向けた作業を慎重に行います。


  ※ すばる望遠鏡の 8.2 m の主鏡を階下のメンテナンス場所に運搬するために開閉する扉


すばる望遠鏡ドーム内におけるミラーハッチの位置

図1:すばる望遠鏡ドーム内におけるミラーハッチの位置。(クレジット:META Corporation Japan/国立天文台)

元の位置に戻されたミラーハッチ

図2:元の位置に戻されたミラーハッチ。(クレジット:国立天文台)


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