お知らせ

ALMA-Subaru Workshop (1st circular)

2009年6月5日


このたび、ALMA-Subaru Workshop「大質量星形成とALMA;今なすべきことは何か?」を開催する運びとなりましたので、お知らせ致します。


期日:7月16日(木) -- 17日(金)の終日
:国立天文台三鷹 大セミナー室(講演会場)
交通アクセス


● 本研究会の趣旨

 銀河の屋台骨であり、星間物質の輪廻の鍵を握るOB型星。しかしながら、その進化に関わる研究は、対象とする領域内の明るい星の形成を論ずることに甘んじてきた。前人未踏の観測能力をもたらすALMAやTMT、SPICA等の近未来の大型観測装置のもたらす観測能力は、未解決の課題が多い大質量星自身の形成過程の解明に留まらず、周囲の中小質量星形成への影響、星団形成との関係の理解へ向けた突破口を開くはずである。即ち、「どのような環境を与えれば、どのような星が産まれるのか(あるいは、産まれないのか)?」を精緻に描き出せる時代は眼前にある。一方、観測と理論研究を織り合わせることによって、我が国の研究者は世界を相手に独歩的な地位を築いてきた。とりわけ、野辺山45m鏡/ASTE、野辺山ミリ波干渉計、名大4m鏡/「なんてん」、VERA、「すばる」や「あかり」衛星などの目覚しい観測成果のみならず、我が国発のユニークな暗黒星雲カタログ、そしてこの分野の基礎を作ってきた理論研究など、枚挙に暇が無い。この基盤に立ち、星形成の本質に迫る研究をより強力に展開するためには、さまざまな研究グループの叡智をこれまで以上に結集させることが鍵となろう。

 本研究会の表題「大質量星形成とALMA;今なすべきことは何か?」を考えるためには、「我々は今まで何を明らかにしてきたのか」、そして「何が理解できていないか」を理解することから始めなければならない。そのうえで、「国内の研究グループの得意な分野は何か?」を互いに理解し、「協力しあえるとしたら、何からどのように始めようか?」へと議論を発展させられたらすばらしい。言い換えるならば、将来の共同研究への種を蒔くことが今回の大きな目的である。この意味において、寸分の隙もないレビュー講演の連続によって本研究会を構成するようなことはしない。日本のコミュニティの得意とする分野をさらに発展させること念頭に、今まで交流のなかった研究者同士が知り合う場ともしたい。誰かと共同研究を始められるかもしれないという期待感とともに、あなたの得意な話題をまとめて、ぜひともご参加して下さい。



●本研究会の概略

 研究会は招待講演を中心として構成しますが、一般講演も受け付けます。ご希望の方は、研究会の趣旨をお読みのうえで、早めにお申し込みください(必ずしも全てのご希望に添えないことは、ご承知おきください)。数分間の講演付きのポスター発表(天文学会年会の講演形式(b)または(c)相当)の機会を設けます。また、16日夜に懇親会を予定しております。

 本研究会は国立天文台ALMA推進室及びSubaru室の支援を受け、開催するものであり、若干の旅費の準備がございます。



●今後の予定(すべて日本時間)

一般講演〆切6月19日(金)17時以前の可能な限り早い時期に
ポスター発表申し込み〆切6月19日(金)17時
旅費補助申請〆切>6月19日(金)17時
2ndサーキュラー(講演プログラムを含む)ご案内 6月22日の週
コスモス会館宿泊希望〆切7月 3日(金)17時


●世話人

SOC古屋玲 (代表)、川辺良平(以上電波分野)、臼田知史、岡本美子 (赤外分野)、中村文隆、細川隆史 (理論分野)
LOC廣田朋也(国立天文台)他


●申し込み票

 
ポスター発表申し込み票
送付先 msf09_at_subaru.naoj.org
 
ALMA-Subaru Workshop
「大質量星形成とALMA;今なすべきことは何か?」
 
著者(所属):(必須)
タイトル:(必須)
発表希望形式:(お選び下さい)
(i) 数分間の講演付きポスター発表
(ii) ポスター発表のみ
要旨
-------------------------------------------------------
 ポスターボード必要数の把握のため、6月19日17時を〆切とします。ただし、要旨の最終〆切日は、2ndサーキュラーにて、ご案内しますので、(必須)項目だけの記入で結構です。

 
一般講演申し込み票
送付先 msf09_at_subaru.naoj.org
 
 ALMA-Subaru Workshop
「大質量星形成とALMA;今なすべきことは何か?」
 
講演者(所属):(必須)
共同研究者:(ある場合)
タイトル:(必須)
要旨:(必須;もっとも重要です!)
参考文献:(ある場合)
講演者の連絡先:(必須)
 
講演の科学的内容について意見を伺える研究者の
氏名:(必須)
電話番号:(必須)
電子メール:(必須)
-------------------------------------------------------
 一般講演の申し込み〆切日は、6月19日17時ですが、可能な限り早く申し込みを行うことを強く勧めます。

 
旅費補助申し込み票
送付先 msf09_at_subaru.naoj.org
 
ALMA-Subaru Workshop
「大質量星形成とALMA;今なすべきことは何か?」
 
氏名:(必須)
所属:(必須)
身分:(必須)
所属機関住所:(必須)
所属機関住所と出発地が異なる場合は出発地の機関名も記入して下さい。
出発駅:(必須)
問合せ先電話番号:(必須)
電子メール:(必須)
-------------------------------------------------------
 旅費補助の申し込み〆切は、6月19日17時とさせて頂きます。なお、何らかの発表(招待/一般講演、or ポスター発表)をして頂く事は旅費補助の必須条件となります。また、必ずしもご希望に添えないことがありますことをご了承願います。ご自身で財源をお持ちの方は、できる限り努力をして頂ければ嬉しく思います。

 
コスモス会館宿泊希望調査票
送付先 msf09_at_subaru.naoj.org
 
 ALMA-Subaru Workshop
「大質量星形成とALMA;今なすべきことは何か?」
 
氏名:(必須)
性別
所属:(必須)
身分:(必須)
宿泊希望日:(必須;7月15、16、17日)
相部屋になってもよいか?:(必須)
問合せ先電話番号:(必須)
電子メール:(必須)
-------------------------------------------------------
 コスモス会館の宿泊申し込み〆切は、7月3日17時とさせて頂きます。世話人で仮予約してある部屋数に限りがあるため、ご希望に添えないことがありますことをご了承願います。


申し込み&問い合わせ先
msf09_at_subaru.naoj.org



注:新型インフルエンザの感染状況によっては、延期等の可能性もあることをご理解、ご了承下さい。


画像等のご利用について

 

ドキュメント内遷移