すばる望遠鏡・観測研究体験企画のご案内 ならびに参加者推薦のお願い                    2006年11月27日 国立天文台ハワイ観測所長・同すばる室長 1.企画の趣旨と内容   すばる望遠鏡の建設と観測装置の開発、それらを用いた観測には、これまで 多くの大学院生が参加してきました。今後も若手のこうした活動を推進するべく、 すばる望遠鏡を用いた観測研究に興味をもつ意欲ある学部学生を対象に、実際に 観測の一連の流れを体験することで観測の方法について学んでいただく機会を 設けました。同時にこの企画が、みなさん自身が観測天文学の研究に向いている のかどうかを判断するよいチャンスとなっていただければと考えています。 また、すばる望遠鏡側としても、教科書にとらわれない柔軟な発想で観測手法に ついて考察できる、将来の「すばるヘビーユーザー」を発掘したいと考えています。   本年度のこの企画では、与えられた観測テーマに基づき、観測準備から実際に すばる望遠鏡観や観測装置を動かして観測を実行するところまですべて、参加者の 責任で遂行していただきます。 2. 開催要項 (a)実施時期 2007年3月上旬 (b)対象 大学院に進学して天文学研究を行う希望を持つ意欲ある学部生を対象とします。 募集人数は8名程度。 (c)募集及び参加者の選考方法 応募は、指導教員、専攻長などの推薦によるものとします(推薦者は、大学または 研究機関の常勤職員の方をお願いします)。参加を希望する学生には、下記の応募 書類を書面で提出していただきます。応募が多い場合には、その中から、特に意欲 的な学生を選考し企画に参加していただきます。選考にあたっては、大学院進学後 の進路の決まっている4年生よりも、2、3年生を優先します。将来進学を希望して いなくても強い理由がある場合にはそれを明記の上応募してください。 (d)募集〆切 2006年12月28日 (必着) (e)企画内容:  観測日から1カ月前の2月中に国立天文台・三鷹キャンパスにて、望遠鏡・観測装置・ 観測手法についてのセミナーを行い、観測準備を進めてもらいます。   渡航スケジュール予定: 第1日目:日本(各空港)発、ハワイ島ヒロ着     観測所(山麓)にて諸手続きを行った後、山麓施設の説明などを受ける。 第2日目:午後、ハレポハク経由で山頂にあがり、山頂施設を見学。 夕方に下山し、中間宿泊施設(ハレポハク)に宿泊 第3日目:夕方、観測を実施。その後共同利用観測に参加。終了後ハレポハクに宿泊。  第4日目:午後、ハレポハクから山麓施設にもどる。 第5日目:ヒロ発。機中泊 第6日目:日本着  *以上の実施具体案は、詳細を詰める段階で多少変更の可能性があります。 *悪天候の場合は予定通りの観測ができない場合もあります。 *参加者全員には後日、本企画で学び取った内容について、簡単なレポートを提出      して頂きます。 (f)経費について 航空券代、国内旅費および宿泊費(10万円程度)が自己負担になります。この他、 海外旅行傷害保険に加入して頂きますので、その費用も必要です。 3.提出書類 書式はとくに定めませんが、以下の内容を、A4サイズ 1 〜2ページにまとめて提出して 下さい。 ・参加希望者 氏名、所属、学年、連絡先(住所、電話、email) ・推薦者 氏名、連絡先(住所、電話、email) ・将来の研究への抱負 ・すばるをもちいて研究してみたいこと ・本企画に参加する上での自分のアピールポイント 4.応募・問い合わせ先 本企画への応募や問い合わせにつきましては、国立天文台すばる室 柏川伸成または 野口邦男 までお願いします。応募は電子メール、FAXまたは郵便のいずれかでお願い します。 ・住所: 181-8588 三鷹市大沢2-21-1 国立天文台すばる室 ・電話:0422-34-3512(柏川)、0422-34-3519(野口) ・FAX:0422-34-3527 ・email: kashik@zone.mtk.nao.ac.jp ※申込受け取り後、こちらから返事をお送りする予定です。提出後数日以内に返事がない 場合には、念のため上記連絡先まで確認をお願いします。