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東京大学宇宙線研究所・大内准教授が日本学術振興会賞を受賞

2019年1月7日 (ハワイ現地時間)

  第 15 回 (平成 30 年度) 日本学術振興会賞の受賞者に、すばる望遠鏡を用いた観測によって初期宇宙にある銀河について多くの実績を挙げてきた、東京大学宇宙線研究所の大内正己准教授 (元ハワイ観測所プロジェクト研究員) が選ばれました。受賞理由は「ライマン・アルファ放射体を用いた初期宇宙の観測研究」です。


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図1: すばる望遠鏡を用いた観測によって初期宇宙にある銀河について多くの実績を挙げ、日本学術振興会賞受賞が決まった、東京大学宇宙線研究所の大内正己准教授。(クレジット:東京大学宇宙線研究所)



  初期宇宙に特有な、水素のラインマン・アルファ輝線で輝く銀河 (LAE) の観測により、誕生後 10 億年の宇宙にはすでに銀河がなす大規模構造ができていることを発見し、宇宙の再電離に制限をつけるデータも得ました。さらに2009年には、すばる望遠鏡などの観測から、「ヒミコ」と名付けられた非常に明るい LAE をビッグバンから8億年程度の初期の宇宙で発見し、大規模な星生成活動が起きて銀河が形成される様子を明らかにしました。これらの業績が独創的かつ世界をリードするものであると同時に、若手育成を通じ日本のこの研究分野の発展にも大きく貢献しているとして、大内准教授の受賞が決まりました。

  授賞式は2019年2月7日に日本学士院 (東京都台東区) で行われる予定です。


図2

図2: 大内准教授がすばる望遠鏡で発見した非常に明るい LAE「ヒミコ」。(クレジット:国立天文台)




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