観測のためにすばる望遠鏡を訪れていた研究者が、夜間に月の光により生じる虹「月虹」を撮影しました。「ムーンボウ」とも呼ばれる大変珍しい現象で、ハワイでは「見た人には幸せが訪れる」といった言い伝えもあります。
月虹が観測されたのはハワイ時間2013年11月10日の夜遅く。マウナケア山頂エリアの湿度が高く、道路が凍結する恐れがあったために、宇宙航空研究開発機構や北海道大学の研究チームが安全のために一時的に中間宿泊施設に下りたときの事でした。勇ましく輝くオリオン座の下、霧の中に弧を描く月虹がはっきりとと写し出され、幻想的な情景を作っています。
月虹に遭遇した研究者に果たして幸運は訪れるのか?研究チームの観測結果にぜひご期待ください。