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接近する金星と木星、彩りを添える二つの「すばる」

2012年3月20日

  金星と木星が接近して輝く様子が、2012年3月15日 (ハワイ時間) にマウナケア山頂で撮影されました。さらに、プレアデス星団 (和名「すばる」) と観測中だったすばる望遠鏡ドーム、二つの「すばる」が金星と木星の競演に彩りを添えています。前日に最接近を迎えた金星と木星は角度でおよそ3度まで接近し、金星はマイナス 4.4 等、木星はマイナス 2.1 等の明るさで輝いています。


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写真1: 接近する金星と木星、そこに彩りを添える二つの「すばる」。中央縦方向に伸びる光芒が黄道光です。さらにアンドロメダ銀河 (M31) もどこかに写っています。ぜひ探してみてください。
2012年3月15日20時05分 (ハワイ時間)、藤原英明撮影。
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  中央縦方向に伸びるぼんやりとした光の帯は「黄道光」で、太陽系の中に浮かぶ小さな塵粒が太陽の光を反射してい光っている現象です。塵粒は小惑星が衝突して砕けたりすることで供給されたと考えられて、太陽系の歴史を解き明かすヒントが刻み込まれていると期待されています。

  最近は、木星のような惑星や黄道光のような塵を持つ恒星が太陽系外にも数多く見つかってきており、天文学の中でも最もホットな研究分野の一つです。すばる望遠鏡でもこれらの研究が活発に進められています。今後の成果にご期待ください。


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写真2: 日没後、薄明が残る中で輝く金星と木星。望遠鏡ドームのシルエットが浮かび上がっています。
2012年3月15日19時39分、藤原英明撮影。



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