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すばる講演会「宇宙史のなかの銀河とブラックホールの生い立ち」では何が語られるのか?

2012年2月17日

  2012年3月4日 (日) 13 時半より東京都千代田区の一橋記念講堂にて、第2回すばる望遠鏡公開講演会が開催されます。今回は、「宇宙史のなかの銀河とブラックホールの生い立ち」というテーマで、3人の天文学者がお話しします。この講演会で何が語られるのか、スピーカーを務める有本信雄さん、児玉忠恭さん、柏川伸成さんにお話を聞きました。

  なお、お申し込みは不要です。会場に直接お越し下さい。多くの方々のご来場お待ちしております。


動画: 3人のスピーカーに講演内容のご紹介。動画中、0:00より有本信雄さん1:02より児玉忠恭さん2:18より柏川伸成さんが登場します。(2012年1~2月撮影)




「われわれが住む銀河系の生い立ち」 有本信雄さん
  みなさんこんにちは。すばる公開講演会、私のお話は、「銀河系の生い立ち」というお話で、いわゆる銀河考古学のお話をいたします。銀河系やアンドロメダ銀河は非常に大きな銀河ですけれども、こういうのはもともとは小さな銀河がどんどんどんどん集まってきて、降ってきて、そして大きく成長したというふうに最近は思われています。例えば、アンドロメダ銀河の周りには、光の撮影では見えない非常に数たくさんの星があったり、あるいは、私たちの銀河系にも外から小さな銀河が降ってきたような痕跡が見られます。すばる望遠鏡でそういう銀河や、あるいは銀河系の周りの小さな銀河を撮像して、その結果わかっているような星の性質について、銀河系がどういうふうにできてきたか、宇宙の中で銀河系がどういうふうにできてきたかがわかるようなお話をしたいと思います。それではみなさん、お待ちしております。


「銀河とブラックホールの激動期から現在へ」 児玉忠恭さん
  みなさまこんにちは、児玉です。私は今回、「銀河とブラックホールの激動期から現在へ」というタイトルでお話します。現在の宇宙には、銀河と呼ばれる星の大集団が1千億個も存在するというように言われています。では、このような銀河はいったいどのようにして作られたのでしょうか?最初の銀河は今からおよそ 130 億年前に誕生したというふうにいわれています。そしてその後、20 ~ 30 億年を経過し、宇宙は銀河のベビーブーム時代を迎えます。銀河はせっせと星を作り、他の銀河と衝突、合体を繰り返しながら急激に成長していったと考えられます。そしてその過程と平行して、銀河の中心部分では、ブラックホールが生まれ、そして成長していきます。そして銀河の進化自体にも大きな影響を及ぼすまでにいたります。この講演では、137 億年銀河宇宙への旅へとみなさんをお連れし、銀河とブラックホールの形成の謎にせまりたいと思います。


「銀河の誕生と 30 メートル望遠鏡 TMT」 柏川伸成さん
  みなさんこんにちは、柏川です。さて最後3番目のお話は、いよいよ銀河の誕生にせまりたいと思います。長い宇宙の歴史の中で、銀河は様々な進化を遂げて現在のすがたに至りました。ではこのような宇宙に無数に存在する銀河は、いつ、どこで、どのように誕生したのでしょうか?現在、天文学者が考える銀河誕生のすがたと、それを実際に観測的に確かめるための大きな望遠鏡を建設する壮大なプロジェクトについてお話したいと思います。




第2回すばる望遠鏡公開講演会「宇宙史のなかの銀河とブラックホールの生い立ち」

<日時・場所>
 2012年3月4日 (日) 13:30 - 16:15 (開場13:00)
 一橋記念講堂
 東京都千代田区一ツ橋2-1-2 学術情報センター2階
 地下鉄神保町駅 A8 出口から徒歩3分/竹橋駅 1b 出口から徒歩4分
 会場パンフレット: http://jigyou.zam.go.jp/rsvsys/rsv/pdf/pamphlet.pdf
 (※ お申し込みは不要です。会場に直接お越し下さい。)

<主催>
 自然科学研究機構国立天文台
 ハワイ観測所 (すばる望遠鏡)、TMT プロジェクト室

<プログラム>
 13:30 われわれが住む銀河系の生い立ち  有本信雄 (国立天文台教授)
 14:20 銀河とブラックホールの激動期から現在へ  児玉忠恭 (国立天文台准教授)
 (10 分休憩)
 15:20 銀河の誕生と 30 メートル望遠鏡 TMT  柏川伸成 (国立天文台准教授)

<お問い合わせ>
 自然科学研究機構国立天文台ハワイ観測所 (三鷹オフィス)・TMT プロジェクト室
 〒181-8588 東京都三鷹市大沢2-21-1
 電話 0422-34-3756

<関連リンク>
 TMT プロジェクトウェブサイト

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第2回すばる望遠鏡公開講演会ポスター
画像クリックすると大きなサイズで表示されます (PDFファイル)。





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