すばる望遠鏡国際共同運用 - ワークショップ補助プログラム (2018年度)
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目的
国立天文台ハワイ観測所ではすばる望遠鏡の国際共同運用に向けた
検討・交渉を進めています。すばる望遠鏡を取り巻く予算的状況、
また2020年代に向けた競争力の維持のため、すばるの国際共同運用の
実現は不可避かつ緊急性の高い課題です。ハワイ観測所では、
2017年3月に開催された「すばる国際共同運用サイエンス+装置ワークショップ」
での議論を踏まえ、さまざまなサイエンスに焦点を絞った小規模なワークショップを
開催・推奨することが国際共同運用候補国の研究者間の共同研究を促進する上で
重要であると認識しています。本プログラムは、2017年度に引き続き
そのようなワークショップの開催を支援するものです。
期待される成果
- 当該研究分野で、今後のすばる望遠鏡を用いた研究の展望を共有する
- 日本およびパートナー候補国の研究者間での共同研究を促進する
- すぐに始められる、または既に始めている共同研究の推進
- 将来、国際共同運用が開始された後の、さまざまな規模の共同研究の同定
- 当該分野からの、すばるの将来計画への提言
- 運用への提言 (共同利用のカテゴリー、スケジューリング、観測実行体制、アーカイブなど)
- 将来の装置計画への提言 (サイエンスの観点からの新装置の提案、装置開発計画など)
補助の内容と予算
- 招待講演者、その他参加者(特に学生や若手研究者)の旅費、会場費 (必要な場合)
- 本プログラムの予算は全体で400万円です。
- 1つのワークショップへの補助額は最大100万円です。
- 予算は国立天文台すばる室が管理します。
- (事前に配分額を別の研究機関に送金することは行いません。)
申請資格と条件
- 申請代表者は、日本またはパートナー候補国(オーストラリア、カナダ、中国、
韓国、台湾、インド)の研究機関に属する者とする。
- 代表者が外国人の場合は、旅費手続きなどの実務を担当できる日本人
(日本語でコミュニケーションができる方)をアサインしてください。
- 少なくとも二つのパートナー候補国に在籍する研究者が参加すること。
- 参加者は日本およびパートナー候補国に限定する必要はありません。
- 2018年7月1日以降、2019年3月16日までの期間に開催すること
- 少なくとも一部のセッションですばる望遠鏡国際共同運用時代の
サイエンスや装置開発等の議論を行うこと。
- 日本以外のパートナー候補国の研究者が少なくとも1名世話人に入っていること
- 少なくとも1名のハワイ観測所スタッフが世話人として(または参加者として)関わること
- 会場は日本またはヒロまたはパートナー候補国であること。
- 重要: 日本国外で開催の場合、サポートに制約がある可能性がありますので、
必ず事前に intl_ws_support [at] naoj.org までご相談ください。
- 申請者はワークショップ終了後14日以内に報告書を提出していただきます。
- 代表者には、当該年度(開催時期によっては次年度)のすばるユーザーズ
ミーティングにおいて開催報告をお願いします。
応募方法・選考
- 所定の様式に記入の上、intl_ws_support [at] naoj.org に提出してください。
- 締切: 2018年5月11日
- ハワイ観測所長が指名する選考委員が審査を行い、観測所長が決定します。
- すばる国際共同運用の推進に資する面が大きいものを優先的に選出します。
- また減額して採択することもあり得ます。
備考(問合せ先)
応募にあたって、上記の申請資格や条件等で質問・相談事項があれば
intl_ws_support [at] naoj.org までお問い合わせください。
Subaru international partnership web page