東京大学が進める光赤外線分野の基礎開発研究

酒向重行 (東京大学)

東京大学ではTAO用の大型観測装置の開発を進めるだけでなく、TMTを含む将来
を見据えた基礎開発研究も行っている。現在、金属メッシュフィルタ、モスア
イ反射防止構造、グリズム反射防止技術、冷却ティップティルト鏡といった新
光学素子や、汎用CCD読出しシステムの開発を行っている。これらは他大学や
国立天文台の協力の下に進められている。本講演では東京大学の基礎開発のア
クティビティを紹介するとともに、大学で可能な基礎開発研究のありかたにつ
いて提案をする。