Subaru Telescope New Development Group
------------------------------------- 将来装置計画 所内会議 2010/11/18 10:00 - 12:00 高見、臼田、児玉、高遠、友野、田村N、岩田(TV会議) [ PFSについて ] ・IPMUで装置開発出来る人がいない。人はとれるというが、人がいない ・ハワイ観測所でも人がいないのでは→プロジェクトマネージャでなければポ スドクくらいでもよい? 現在teldivはHSCにかかりきり。PFSを受け入れるなら望遠鏡が分かっている 人を増やす必要 ・計画全体を決められる組織がないのでは→一応steering committeeがある。 しかし、会合は今のところ1回しかしておらず、十分機能しているとは言え ない ・台長とハワイ観測所の情報交換が十分でないのでは→ある程度はできている。 台長の時間を確保するのがなかなか難しい ・高分散は後から追加できるか → COBRAの仕様上部分的に高分散にフィード するのは難しい。ファイバースイッチャーのような新規開発が避けられない。 PFSのデフォルト仕様には入らない(BAOにはメリットがない)。 -- 12月のPFSワークショップ ・12月のWSの位置づけは→サイエンスの洗い出し、PFSでできることをまとめる ・BAOについて、4mでできることを8mでやるのか、という問いについて High-z側が有利という定性的な話はあるが、定量的に議論する必要。12月の WSにそれが出るのが重要 ・高見さんが、観測所からの意見を話す。 運用にかかるマンパワー、スケジューリング上の制約 暗夜はHSC、PFSでうまってしまうこと ファイバー、キャリブレーションソースなどを考えると一晩つぶれる可能性 がある:HSCの場合、トップユニットと別のフィルタ交換機構がある。PFSで はそれがない代わりにファイバーの引き回し、較正光源の副鏡スパイダーへ の着脱があるため、交換に二日かかり、一晩は観測できない可能性がある。 ・12月WSは主にサイエンスを掘り下げるものだが、現在出ている仕様に基づい た夜数の計算なども盛り込むことになっている。また、サイエンス達成のた め必要な最低仕様を明らかにすることを講演者に依頼することになっている。 各講演者に、明示してもらう内容(スループット、波長カバレッジ、分散、 必要夜数など)を明確に伝えておき、それを提示することを求める必要。 ・1月のUMでは細かい話をしている時間はないので、コミュニティとして求め る最低仕様については、12月のWSでとりまとめておく。 -- 1月のユーザーズミーティング ・1月UMの段階でコミュニティの最終的な決断はできない。仕様、予想性能が 明らかになっていないから。すばるにつけるための最低仕様を設定し、それ が達成できればすばるにつける、という合意をするかどうか。半年または1 年後に検討状況などを見直して判断する ・1年後に提案書を作成してもらうのがよいのでは。望遠鏡とのインターフェ ース、運用面について観測所も協力する必要がある。 → 評価委員会を作ってちゃんとレビューする必要。誰がレビューするかが 問題。 ・UMで、ユーザーがPFSを「つけてもよい」なのか「つけるべきである」なの か?→ MOU文案をUMまでに作っておく必要 ・12月のWSではPFS推進に消極的な人は参加しないので、コミュニティ全体と しての意見のとりまとめはUMで行うことになる。 ・観測所としては、PFSのインパクトを明示する必要。運用、人員など [ 1/18 将来装置計画ワークショップ ] ・現在計画・開発されている持ち込み装置の紹介 名古屋大 平原さん (中間赤外高分散分光器) にコンタクト→岩田 ・国立天文台が、大学での装置開発をどのようにサポートしていくかについて も議論したい ・ハワイ観測所としての支援:かつてのR&D経費のように、大学支援に回す。 1000万円規模。支援したところについて、状況を見て回る必要 - New Developmentがすべきことか。 ・CCDの駆動をしようとしたが、ATCからサポートを得られず、他をあたったと いうケースを聞いた。ATCは現在、共同利用はしているものの、大学での装 置開発を積極的にサポートしないことにしている - 技術スタッフによる支 援はあるが、研究者が一緒になって開発をサポートするということはしてい ない ・WSでは、大学側からの要望と、国立天文台側からの意見を出しあう感じにな るのでは。大学、ハワイ観測所、ATC、TMTそれぞれの立場から講演して もらう。 (以上) -------------------------------------