Subaru Telescope New Development Group
すばる将来装置計画 所内ミーティング 2010/08/19 16:30 - 19:00 (HST) 出席:高見、西村、臼田、高遠(三鷹からTV会議)、児玉、寺田、早野、大屋、田村、岩田 PFS計画がすばるの装置として進んだ場合、観測所の装置開発に大きな影響を与えると考えられる。 PFS以外に観測所としてある開発アクティビティのうち、特に大きいのは AOに関するもの。PFSについてさらに議論する前に、観測所として AOについてどう考えていくかを議論するため、大屋さん、早野さんに AOグループとしての考えを話してもらい、議論を行う。 他の望遠鏡でのAOの状況のまとめと、すばる望遠鏡の次世代AOについて、 早野さんからプレゼンテーションがあった。 広視野AOの種類、特にGround-Layer AO (GLAO), Multi-object AO (MOAO), Multi-conjugate AO (MCAO) についての説明とすばる次世代AOについて、 大屋さんからプレゼンテーションがあった。 広視野AO、特にGLAOがすばるの次世代AOの有力候補として挙げられた。 Suprime-Camなどで行われてきた広視野サイエンスの発展として すばる望遠鏡の強固な構造を活かすものとして マウナケアのサイトとしての性質は他のサイトよりもGLAOに向いている GLAOには可変副鏡(DM2)が必要。自分たちで開発するとすれば10年くらいかかる。 DM2は望遠鏡の基礎的な性能の底上げとしてとらえるべきものである。 GLAOだけでなく、Normal AOやMOAOのwooferとしても使える。 主焦点AO (tip-tilt補正)のアイデアが紹介された。広視野の像質改善の より簡単で早い方法かもしれないが、より詳しい検討が必要。 MOAOはTMTのAOシステムにつながるものである。すばるとしては持ち込み装置 RAVENなど、外部の開発をサポートする意向。 GLAOでのサイエンスは十分に強力なものがあるか?宇宙望遠鏡と対抗できるか? 他の望遠鏡(VLT, LBT)などに遅れるが、対抗できるか? AO188の後、TMTのAOまでにすばるの次世代AOの開発が可能か? 次回は8月31日