Target of Opportunity観測に関する諸手順

Target of Opportunity(ToO)観測は、突発天体観測に対応することを目的とし て設定された、すばる望遠鏡共同利用観測の一形態である。ToO観測課題を採択された提案者は、UH観測、Gemini/Keck時間交換枠観測を除く、すばる望遠鏡夜間観測中に観測希望を申請できる。この観測希望を受け、ハワイ観測所はToO観測遂行の可否を判断する。ToO観測の性格上、可否判断は速やかに行われ る必要があるが、その一方でToO観測遂行によって阻害される“予めスケジュー ルされた課題”(以下、単に本課題と呼ぶ)に与える影響を充分に見極めることが重要である。すばる望遠鏡では、以下の手順によりToO課題への迅速かつ適切 な対応を行うこととする。

  1. すばる望遠鏡共同利用課題採択会議 (TAC meeting)
    • TACは、採択する個別のToO観測に対して発動条件を付与することが出来る。特に、通常枠における特定の時間限定採択課題を観測中にToO観測の発動を許すかどうか、必要に応じて示唆することが可能である。
    • 共同利用担当者(竹田)又は観測スケジューラー(表)は、ToO採択課 題について上記の発動条件を含めた纏めを作成し、ハワイ観測所所長(吉田)、 副所長(岩田、大橋)、科学運用部門長(表)に連絡する。
    • 観測スケジュールの記載に際しては、時間限定課題を示すフラグを用意する。
  2. すばる望遠鏡共同利用課題採択通知
    • ToO採択課題提案者に対しては、発動条件と共に発動手順を明示し通知する。通知文には、ハワイ観測所所長(吉田)、副所長(ハワイ駐在:岩田、大橋)、科学運用部門長(表)の連絡先電話番号を明記する。
  3. ToO観測希望申請時
    • ToO観測者が観測希望を申請する際には、採択通知に記載された連絡先電話を通じて、ハワイ観測所所長(吉田)にその意向を表明する。所長不在時 には、ハワイ駐在の副所長(岩田、大橋)への連絡を行う。所長、副所長への連絡が不通の場合には、科学運用部門長(表)へ連絡を行う。
    • ハワイ観測所所長不在時には、連絡を受けた副所長が本件対応の責任を持つ。
    • ハワイ観測所所長及び副所長不在時には、科学運用部門長が本件対応の責任を持つ。
    • ハワイ観測所所長(もしくは責任代行者)は、観測遂行現場へ連絡を入れて観測支援責任者(多くの場合SA)に本観測遂行状況を問い合わせる。
    • ハワイ観測所所長(もしくは責任代行者)は、ToO課題の緊急度と本課題遂行状況を考慮の上、ToO観測可否を判断する。ToO観測遂行は、観測遂行現場における人的体制と装置準備が充分に整っていることが前提条件となる。 この際、TACでの議論等に立ち返り科学的価値の詳細な検討が必要と判断さ れる場合には、科学運用部門長(表)に連絡を取る。
  4. ToO観測発動後
    • 科学運用部門は、本課題の補填日程につき本課題観測者と協議の上、 速やかな再スケジュールを試みる。
2008年4月17日 すばる小委員会承認事項
2010年6月1日 所長交代に伴い改定
2011年10月1日 所長決定に伴い改定
2012年4月1日 所長交代に伴い改定
2013年12月5日副所長及び科学運用部門長交代に伴い改定
2014年4月1日副所長交代に伴い改定
2016年9月13日科学運用部門長交代に伴い改定
2017年4月1日 所長交代に伴い改定



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