すばる望遠鏡とは?

すばる望遠鏡 - 8.2 メートル光学赤外線望遠鏡 -

 すばる望遠鏡は、標高 4,200 メートルのハワイ島マウナケア山頂にある大型光学赤外線望遠鏡です。光を集める鏡の有効口径 8.2 メートルという大きさばかりでなく、画期的な観測性能を達成するために数々の新しい技術革新で装われた、新世代の望遠鏡です。前人未到の高い鏡面精度を維持する能動光学をはじめ、空気の乱れを押さえる新型ドーム、4つの焦点それぞれに備えられた独自の観測装置やそれらを効果的に用いるための自動交換システムなどがあります。ファーストライトと引き続く調整により、こうしたすばるの高度な機能が、めざましく活動を始めています。


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すばる望遠鏡の集光力と解像力

 望遠鏡の役割は、まず何よりも、多くの光を集めることにあります。すばる望遠鏡は、単一鏡としては世界最大級の口径 8.2 メートルをもち、天体からの微弱な光をも集めます。また、集めた光からシャープな天体のイメージを得ることも、望遠鏡の大事な能力です。すばる望遠鏡には、高い解像度を実現するためのさまざまな工夫が施されており、解像力の高さは、世界の大型望遠鏡の中でも特に高く評価されています。この性能は、望遠鏡を設置する場所を慎重に選び、最新の技術を駆使することによって実現されました。

 大変滑らかに磨かれた鏡の鏡面精度は 0.012 ミクロン。鏡の形はコンピュータ制御され、常に理想的な状態で観測できるよう、工夫がなされています。また、風通しの良い新型ドームによって、空気の乱れを少なくし、星像の乱れを抑えることにも成功しています。頑丈な望遠鏡構造とリニアモーター駆動によって、超高精度の天体追尾が実現されました。そのほかにも、観測装置の自動交換システムなど、多くの工夫が観測能率の向上のために施されています。


すばる望遠鏡の仕様 すばるを支える最新技術




「すばる」という名前の由来

 「すばる」は、プレアデス星団 (左の写真) の和名です。遠く奈良、平安の時代から親しまれてきた星のやまと言葉であり、「すまる」 (集まる、統べるの意) から転じたとされています。望遠鏡の建設が始まった 1991年に名前の公募を行い、全国から集まった 3,350 通の中から「すばる」が選ばれました。世界に開かれ、多くの天文学者が集まる研究施設としてふさわしい名称です。





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すばる望遠鏡について