すばる望遠鏡見学の際の注意事項
このページには、すばる望遠鏡見学の際に守っていただく事項、ご注意いただく事項を書いてあります。よくお読みいただいてご理解いただいた上で、見学においで下さるようお願いいたします。なおご不明な点は、事前に確認のご連絡をお願いいたします。また、見学なさる方ご自身のけがや病気をカバーするための保険には、必ずご自身の責任でお入りおきください。
1. 見学時に必ずお守りいただく事項
- すばる望遠鏡見学は、事前にお申し込みいただいた上で承諾書のご署名をいただいている方にのみご参加いただいております。現場での参加はお受けしておりませんので、お申し込みの無いお知り合いなどをお連れにならないでください。
- 観測所ガイドの指示に必ず従っていただきます。安全説明、見学経路の誘導指示、緊急避難時には特に注意を払い、とどこおりなく指示をお守りください。
- 見学用に指定された場所以外に立ち入らないようにしてください。
- 緊急事態もしくは見学続行が望遠鏡の運用に支障を来すような重大な事態にあると観測所ガイドが判断した場合には、見学中止になりますので、直ちに指示に従って行動してください。
- 集合時間を厳守してください。連絡無しに15分以上遅れた場合には見学がキャンセルになります。連絡をいただいても、望遠鏡の運用や次のグループの見学に支障が出る場合には見学をキャンセルさせていただきます。
- 見学時間は、冷房中のドーム内で見学者ご自身が不調にならないように配慮しております。割り当てられた時間内に見学が終了するよう、ご協力をお願いいたします。
- 山頂全体の環境に配慮し、すばる施設内でもルールに従った行動をお願いいたします。ルールが守られないようですと、一般見学を続けることができなくなります。
2. 健康上の注意点(特にご注意いただきたい事項、一般的なご注意・おすすめ)
マウナケア山頂は標高4200mの高地であり、大気圧は平地の60%程度しかありません。このため大気中の酸素も薄く、訪問者は高山病にかかる危険がありますので、以下の注意を心がけてください。また、標高による影響のため既往症状が悪化する可能性があります。
<特に注意いただきたい事項>
- ◎16歳未満の方、健康に不安のある方、妊娠中の方 については、すばる望遠鏡の見学をお受けしておりません。
<一般的な事項>
酸欠になりやすい、それに伴って代謝機能も低下するということから、以下のことにご留意ください。
- すばる望遠鏡の敷地内は禁煙・禁酒になっております。また、すばる見学前48時間以内の飲酒、喫煙は避けることをおすすめします。
- 気圧の差により消化器にガスがたまりやすくなります。すばる見学の前日にはガスを生じる食べ物(豆類、キャベツ、たまねぎ等、その他オナラのもとになりやすいもの)を、食べすぎませんように。
- 脱水状態になりますと高山病になりやすいので、できるだけ多くの水分を摂取することをおすすめします。
- 見学の前24時間以内は、スキューバダイビングをしないでください。
- 途中で高地に体を慣らすため、オニヅカ・ビジター・インフォメーション・ステーション(OVIS)にて1時間以上休憩してください。
- すばる施設内では決して急いで動かないようにしてください。特に床などに物を落としたときなどに急激な頭の上げ下げをしないようにしてください。
- 気分が悪くなったら、我慢せず直ちに観測所ガイドにその旨を伝えてください。
- すばる見学当日の体調が不良の場合、見学への参加はおすすめしません。山頂域から、麓の最寄りの医療機関までは1時間半から2時間のドライブになります。医療専門家は山頂に常駐しておりません。
3. 自動車運転の際の注意点(ご自身で車両を運転して来て見学に参加される方)
- OVISより上の道路は未舗装道路があり、4輪駆動車でなければ上がることはできません。
- OVISより上の道路は、制限速度が時速25マイル(時速40キロ)です。勾配が急ですので、特に下りの際は、スピードが出過ぎないようにローギアの使用をおすすめします。
- 定期的に未舗装道路を整備する大型車両が往来しています。すれ違う際は徐行して大型車両の運転手の指示に従い、十分注意して運転してください。
- 山腹では霧が発生することがあり、その場合には見通しが一層悪くなります。スピードと周囲の状況にいちだんとご注意ください。
- すばる望遠鏡付近の道路(地図参照)は、山頂の自然環境および観測環境保全のため、制限速度が時速5マイル(時速8キロ)となっておりますので、速度を落として通行願います。
- OVISからすばる望遠鏡までの所要時間は、上記スピードで約30分です。
- 駐車の際には、すばる望遠鏡ドーム外の斜面、舗装道路上に指定された区画をご利用ください。見学の方の出入り口は、ドームと外部エレベータの間のドアです。車両でも徒歩でも、舗装部分以外の部分に入らないようにお気をつけください。
- すばる望遠鏡の山麓施設があります、島の東側のヒロ市と、島の西側のコナ市との間は120-160キロメートル(80-100マイル)の距離です。ヒロから山頂までは約70キロメートル(45マイル)、中腹での休憩1時間を含んで約2時間半の所要時間となります。コナから山頂までは100-140キロメートル(60-85マイル)、中腹での休憩1時間を含んで約3時間半から4時間半の所要時間となります。ただしカイルア・コナおよびその周辺での交通渋滞により、所要時間はさらに延びる場合があります。
4. 服装についてのおすすめ
- すばるの建物の中では緊急時に垂直に近いような階段を下りていただく可能性があります。このため足元のしっかりした履き物でいらっしゃることをおすすめします。
- すばるのドーム内では望遠鏡の性能を維持するため、摂氏0度に空調を保っております。高山病予防の1つに体温の保持の重要性も指摘されています。屋外での風を防ぐためにも、温かい上着や体全体を覆うような服装、および見学通路の手すりが冷たいので手袋着用をおすすめします。すばるの施設内での防寒着等の貸し出しは行っておりません。
5. その他の注意点
- すばる望遠鏡のドーム上部は、望遠鏡の一部としての機能を有しており、建物としての性格を備えているわけではありません。また全てのエリアについてアクセスビリティが確保されているわけではございません。車椅子などをお使いになる方は、事前にご連絡をお願いいたします。
- ドーム内では貸し出し用のヘルメットをご着用いただいております。
- 表記言語およびガイドの言語について:英語および日本語となっております。
- 見学経路およびその付近にはお手洗いがありません。OVISや山頂手前の簡易トイレで予めお済ませください。
- 写真やビデオ等の撮影はご自由ですが、見学経路を外れたり、見学時間が長くなったりしないようご配慮願います。
- すばる施設内での飲食はご遠慮ください。ただし体調を整えるための飲み物をご持参になり、ご自分で持ち歩き、管理される場合はかまいません。
- ごみは必ずお持ち帰りください。
- 忘れ物の管理はいたしておりませんので、身の回り品には十分にご注意願います。特に山頂では物忘れがひどくなりますので。
- すばる山頂施設周辺では、舗装部分を注意してお歩きください。火山灰・火山礫の部分は、望遠鏡性能の維持のために特別に配置してあり、そこには立ち入らぬようお気をつけください。
<参考>高山病の諸症状
多くの方々が頭痛、眠気、息切れ、ドーム内の低温による寒気は多かれ少なかれ感じます。
脳神経系:意識レベルの不安定 (眠気、意識の混乱、適応力喪失)。言語不明瞭。激しい頭痛。顕著な不安感。
呼吸器系:ひどい息切れ、会話中に呼吸が浅くなる。呼吸困難。休息しても息切れがはなはだしい。呼吸が非常に早い(たとえば1分間に40回以上)。咳をして泡立った、または血の混じった痰が出る。
心臓・循環器系:脈拍数の向上または低下。胸の痛み、心臓発作。
付随して現れる症状:体の各部、特に筋肉運動の同調がなくなる。体のバランスがとれなくなる。歩くとよろめく。視覚・視力障害(特に視野周辺部が見えなくなる)。手足がしびれる・感覚が無くなる。腹部の痛み・ひどい吐き気。嘔吐。